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最終更新日時: 2013/09/10 12:47 筆者: suzuki 2012/03/23 06:34
★㈱グレーシア 代表取締役 佐藤由紀 (H2年文学部卒)
「私はこうして起業した」の頁にお越しくださりありがとうございます。90秒でお読みいただけるよう、起業までの、そしてこれからを表すキーワードとなる9枚の写真をおりまぜました。ご笑覧の上、お楽しみいただけましたら幸いです。「はじめに言葉あり」全てはここから始まった~起業と幼年期のかかわり
1.Music
子供の頃に好きだったことは、頭ではなく無意識や本能で選んでいるため、
ミッションやライフワークにつながることが多いそうです。生まれる前からピアノの音やクラシックをはじめ世界の音楽を聴いていたことは偶然ではないと思っています。3歳からピアノをはじめ、大真面目に音楽家を目指していました!音感を鍛え純粋に音や言葉を愛する気持ち育んだことが、後の人生と深くかかわるとは予想もしませんでした。
2.World
音楽の傍ら、楽しみにしていたのは毎月届く東京子どもクラブの英語のレコードです。親から強制されなかった、「好き」「楽しい」「自由」がよかったのでしょうか。周囲に英語を話せる人はいませんし、音楽のようにリズムにのって聴いていただけなのですが、ある日突然英語でも話せるようになりびっくりしてしまいました。英語を通して意識空間、活躍の場や選択肢を広げることができたことに心から感謝しています。写真は英語の故郷、イギリスです。
3.Book
学校では先生の読み聴かせや読書に夢中になりました。記憶に残るのは松谷みよ子先生の「小さいモモちゃん」。聖書では「はじめに言葉あり」と全ては言葉からつくられたと伝えています。また、これら3つのキーワードは全て言葉という音の響きに関連し、全てが現在の私の活動に深くかかわっています。「はじめに言葉あり」という言葉の深さを実感しています。そして、全てはここから始まったと思っています。
学生から会社員時代~明治のDNAと国内・海外営業
4.明治のDNA
音楽家・・・から急展開、高校3年生の夏休みに世界や仕事への憧れが勝ち、翌春、明治大学文学部
文学科英米文学専攻に入学しました。リクルート社でアルバイト→海外→合間に学業という自由な学校生活を送らせていただいたことに心から感謝しています。海外で一番楽しかったのは、英文科の女子学生3人で1ケ月半バックパック旅行をしたインドです。また、英語圏の方がよく口にした I am proud of you! 、卒業論文のテーマに選んだ米国作家 H.メルビル著「白鯨」の一節 Hit the mask !、また、ラグビー部の故北島忠治監督「前へ!」という言葉が明治のDNAとしても、強く印象に残り、今も心に響いています。
5.30歳をすぎて大学院
国内系企業を経て、30歳を過ぎてマギル大学経営大学院のMBAに進学しました。学生時代にアメリカ人が、30、40歳を過ぎてから大学院に通い、弁護士など専門職につく姿をみてきた影響があったと思います。また、当時は男女雇用機会均等法が施行されてまだ間もなく、女性がよりチャンスを得て評価を得やすい環境を選び、付加価値をつけるなど人と違うことをする必要をせつに感じていたからだと思います。
6.生まれ変わってもまた働きたい会社
その後、米国系カード会社を経て入社したのがアメリカン・エキスプレス日本支社法人事業部でした。営業社員として挫折の連続だった私に初めて成功体験を与えてくれたのは同社でした。社内コミュニケーションの良さ、民主的な組織、たくさんの女性のロールモデルに助けられ、生まれ変わってもまた働きたいと心から思います。また、もう一つ、成功体験のきっかけとなったのは、プラスの言葉だけを使う(話す、聞く、書く、読む、思う)ように徹底したことです。これが、後に起業のきっかけになるとは思いもしませんでした・・・。写は宝物にしている皆でつくったうちわや同社のグッズです。
ある日、偶然に出席した宴席で前述のプラスの言葉がきっかけでトップセールスになったアメリカン・エキスプレス社でのエピソードを話しました。そして後日、同席していた出版社の方から本にしませんかとご連絡をいただき出版されたのが「今すぐ『言葉』を変えましょう」です。「言葉の魂と音の響きが深いレベルで共鳴し思考、反応や行動のパターンとなって結局は言葉どおりの結果を伴う」ことを、言語心理学、経営学やビジネス経験からシンプルにまとめた本でしたが、読者様からのメッセージ、オーディオブック化、中国語に翻訳さるなど予想を超える反響をいただきました。写真は同書、日本語版、日本語オーディオブック版、中国語版。
8.人は言葉どおりの人生を歩む
そして、枠を超えて活動し、この分野を深めていくためにも、また僭越かもしれませんが自身の喜びが何かしらのお役にもしなるのならと独立を決意しました。日本と日本をこえて仕事をすること、起業、言葉の大切さを伝える活動をすること、執筆をすることなど、これらは何年か前に、強く願い何気なく言葉にしてきたことです。もちろん行動が伴ってのことですが、人は言葉どおりの人生を歩むのだな・・・と言葉の影響力の大きさを深く実感しています。写真は仕事で訪れたマルセイユからストックホルムへ向かう機内から撮影、アルプス上空。
9.大好きな日本とGo Beyond The Border
西洋式のアファーメーションなどは自身の願望や夢の実現からスタートしているように思います。一方、古来日本人は、物魂と呼んでとりまくものの全てに感謝し、自然と共生するなかで、言葉に宿る力に畏怖と敬いの心で接してきました。つまり感謝からスタートしているのです。日本人が言葉、そして自然や全てを敬ってきた心がもっともっと広がったら・・・。(世界標準をこえてとの意味をこめてユニバーサル標準になったら・・・)大好きな日本のためにも、国境をこえた活動も行いたいと思っています。引き続き、女性社員、営業社員をはじめ企業の皆様や読者様のお役にたてますよう、身の丈にあわせ、歩は少しずつかもしれませんが、引き続き皆様のご指導、ご鞭撻を賜ることができましたら幸いです。
お忙しいお時間のなか、ここまでお読みいただき心よりありがとうございました。
補足事項
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