最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

11月例会:中村裕氏「観光立国とグローバリゼェーション」の講演を聞いて(高橋充)

株式会社JTBアドプロダクツ   高橋充 (H17文)        (明治大学マスコミクラブ)

この度、例会に上西会長にお声がけを頂き、初めて参加させていただきました。まずは簡単に自己紹介をいたします。                                                        私は神奈川県葉山町の出身で2005年に文学部を卒業し、JTBグループの広告代理店に入社しました。入社してからはJTBの旅行パンフレット制作、新聞広告、チラシ制作など、JTBの販促・広告宣伝の仕事を3年担当しました。その後は観光地の広告営業部門に異動し、主に長野県の観光行政、観光関連企業の販促宣伝や観光イベントの仕事を1年担当しました。その後、大阪の支社へ異動し、JTB関連ではない大阪・京都・神戸エリアの一般企業の新規開発営業を経験し、2010年に東京に戻ってまいりました。                                                                    大阪では校友会大阪府支部に所属し、マンドリンコンサート大阪演奏会を運営するなど、関西の校友の皆様と交流させていただいたのが良い思い出となっております。

 さて今回、観光関連の仕事をする者として中村さんのお話を興味深く伺いました。日本は「観光立国」を推進しており、訪日外国人観光客の増加への取り組みをしておりますが、中村さんのお話にもあったようにまだ目標数値には達していません。                                                              

私の会社でもこうした誘客促進のための「ビジット・ジャパン・キャンペーン」関連のイベントなどの仕事をしております。訪日外国人誘客の取り組みは中国、韓国、台湾が同じアジアということでメインターゲットになっています。私も長野県の観光PRイベントを台湾で運営したことがあります。台湾や中国へ行って感じることなのですが、同じアジアでも国や地域によっての人の好みが違いますし、政治的な考え方もまた違います。例えば日本人がおもしろいと思っても、中国の人はそう思わないことがよくあります。それぞれの国の好みにあった、旅行プランの開発が今後の課題だと思います。そのためには、お互いの国同士が歩み寄って、魅力的な旅行プランが出来るまで話し合う必要があると思います。領土問題などが起こったら、すぐ関係が悪化して、観光客も来なくなるのでは正直もったいないと思います。今後、同じアジアの国として良好な関係を構築し続けて欲しいと思います。そのためにはまず、日本に伝わる「おもてなしの心」で、いつでも海外からのお客様を出迎えるという気持ちを大事にしたいと改めて思いました。

中村裕氏 講演会

    



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