★２０１２年３月２８日受信　　「雇用の創出に取り組む」　　阿部倫明　　（Ｓ６０年商学部卒　㈱エーピーエステイト）

阿部倫明氏

あの震災から１年、その直後はその先行きがわからないことへの不安でただ目の前にある仕事をこなしてきた。
３ヶ月目ころから落ち着きを取り戻し、全国から注目される仙台、宮城、東北を感じ、この震災を契機に会社として新しい取り組みをしていくことにした。
多くの犠牲者に報いるために残された人が何をできるのかとの思いから、雇用の創出を出来る企業にしていきたいと考えた。
「働く、収入を得る、消費する」によって経済はまわる。経済の活性化は復興に絶対に必要なこと。実に短絡的な発想だが、その働く場所の提供ができる企業を創れないものか。
もちろん自分の能力は高が知れていることは十分承知しているつもり。
しかし、この震災を契機に何かに取り組まなければと考え、たまたま小さな会社の経営をしている自分が取り組むことはできる事ではある。
とりあえず、昨年７月に飲食業を立ち上げ、この４月からは建築業、印刷業の部門を立ち上げる。原始的な分野ばかりではあるが、今いる人材を信じて。
色々なことを考えさせられたこの東日本大震災。
震災後の取り組みは人それぞれ。
とりあえず私は以上を目標として今後５年間を目途にある程度の方向性を出したいと考えています。