新春メッセージ

　　　　　　　　　　ＭＭＣ会長　本村　隆

MMC会長　本村　隆氏

全国紫明クラブの皆様、明けましておめでとうございます。我々明治大学マスコミクラブは、全国紫明クラブとは友好団体として交流を続けています。昨年末も脚本家の吉田紀子さんの講演会に伺いました。私も同じテレビ業界におりますが、ドラマの世界だけはなぜか縁遠かったせいか、とても興味深いお話を聞かせていただきました。

さて、昨年は２０２０年のオリンピックが東京開催に決まり、日本中が大いに湧きました。各業界が誘致に向けて結束した結果、あの１９６４年の東京オリンピック以来の大イベントがやってきます。招致決定の直後に、ＣＳチャンネルで市川崑監督の制作された「東京オリンピック」の映画を見る機会があり、開会式で流れた古関裕而作曲の「オリンピックマーチ」を久しぶりに聞くことができました。私は当時小学校６年でしたが、この年になってもあの曲を聞くと、陸上競技を見に行った国立競技場やレスリングの駒沢の体育館など懐かしい思い出が次々と蘇ってきます。それぞれにあの「三丁目の夕日」に描かれたような思い出があると思います。こうしたオリンピックの記憶を今の子供たちにも作ってあげたいと改めて思いました。

ところで、オリンピック開催でその経済効果は３兆５千億円に上るといいます。施設整備や観戦客の消費、その他の家計消費で１兆円、二次的な波及効果などで２．５兆円、それに伴って２１万人の雇用が生まれると見込まれています。直接的・間接的を問わずそれぞれの業界が何らかの形で関わることになると思います。異業種交流の場である全国紫明クラブももう少しすると、そうした情報交換の場としてこれまでにも増して盛り上がるのでないかと想像してしまいます。ますますのご活躍をお祈りいたします。