最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

第89回箱根駅伝応援観戦記②-復路7区 二ノ宮駅前 (尾上仁郎) 

★ 1月3日 7区 二ノ宮駅前 尾上仁郎 (S43法 エムセック・エンジニアリング㈱)

尾上仁郎氏

1月 3日(木)朝、8時半に二宮駿台会のメンバーは集合、安全祈願、優勝祈願のお神酒 で乾杯し、選手の到着を待って、準備しておりました。
箱根を8時に、4位でスタートした、6区の明大 広瀬 大貴君(京都洛南高出身 3年)が、箱根湯本で前を行く、早稲田の選手を抜き、3位に上がって、小田原中継地点で、7区の有村 優樹君(鹿児島実業高出身 2年)に襷を渡しました。この7区は、距離も長く、アップダウンもあり、厳しいコースですが、さすがに、前日エントリー変更されても、鹿児島実業が、「高校日本一」になった時のメンバーだけに、実に落ち着いて、堅実なペースで、徐々に差を詰めて、二ノ宮駅前に走ってまいりました。とても将来有望で頼もしく見られました。
9時半過ぎに、1位の日体大の高田選手が順調に走り抜けました。次に1分近くに小田原で迫っていた東洋大が、2分ほど遅れて通過しました。その後、小田原でかなり離されていた、明治の有村君は、押切の坂を一気に駆け上り、50秒ほどに迫って、我々大応援団の前を元気に走り抜けて行きました。大磯、平塚と、東洋も明治の猛追に気付いたのか、抜き返す事無く、3位で、8区の横手 健君(栃木県出身 1年)に襷を渡しました。結局、有村君は、小田原で、4分30秒ほど離されていたが、1位の日体大を2分ほど差を詰めた力走でした。
その後、8区の横手君は、藤沢の游行寺の坂で、一時は2位になったり、東洋大を脅かした走りは、来年以降の有力な選手になってくれると思います。
9区の戸塚からの松井 智晴君(広島世羅高出身 2年)は、長丁場をがんばりましたが、鶴見中継点前で、脱水症状になるというアクシデントに見舞われたが、何とか6位と順位は落としたものの、10区の北 魁道君(広島 世羅高出身 3年)に、襷を渡せて良かったと、思います。9区の、横浜駅前での給水地点での、松井君の給水が今一足りなかったかが、気がかりな点でした。天候に左右される「箱根駅伝の怖さ」を象徴する出来事でした。その後、北君は前を狙いましたが、力走むなしく、7位でゴールしてくれました。
今回の箱根駅伝は、この数年、不祥事でシード権剥奪やら、1昨年、昨年と、下位低迷で予選会から勝ち上がってきた日体大が、見事に復活しての総合優勝が、大きな感動を与えてくれた事でしょう。「伝統校の誇り」を背負って頑張る姿が、明治大学とラップして写るのは私だけではないでしょう。5区で、無念のリタイアーした中央大にも言える事です。

        尾上 仁郎/エムセック・エンジニアリング株式会社 

1月3日 7区 二ノ宮駅前応援風景

7区を走る有村 優樹君

   


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