最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

新春メッセージ② 「惑わされることなく見極め・・・・」 山崎製パン㈱ 取締役副社長 山田憲典氏 

(山田憲典氏にはH24年9月11日開催「9月例会」で講師をお願いしました。)

謹賀新年

山崎製パン㈱ 取締役副社長 山田憲典氏

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

 2012年は国内外を問わず、あらゆる意味におきまして変革・変動の年となりました。
アメリカ、ロシア、フランス、韓国で大統領選挙が行われ、中国は胡錦濤体制から習近平体制に変わるなど、過去に例がないほど世界の主要国で続々とリーダーが交代・再選いたしました。日本に於いても、昨年末の衆議院総選挙で自由民主党が大勝し、3年ぶりに  政権に返り咲いたことは記憶に新しいことと思います。

また、体制が変わり“デフレからの脱却”など、経済対策を強化していただくことは、事業経営を行っているものとして、大変明るい材料だと感じております。

  昨年12月16日の選挙以降、具体的な政策を行っていない時期でも自由民主党政権への期待感から円安が進行し、日経平均株価が上昇いたしました。このことからも、経済は国民の期待感に左右されることが分かります。

これは、企業経営においても同様で、単に政策だけでなく、従業員に期待や希望を持たせることが企業の永続発展につながり、そのように導いていくことがリーダーの仕事では ないかと痛感しております。

  また、何事も行動を起こそうとすると、プラスとマイナスの側面が出てまいります。  経済は一方向ではなく、振り子のようなものです。学者や評論家が論ずる経済理論は、ネガティブなものも多く、一方向的な意見が多いようですが、それはあくまで事後にまとめた“後付けの理論”であって、解決策ではありません。

そういった意見に惑わされることなく、振り子のように行ったり来たりする不安定な経済情勢をしっかり見極め、行動することが何よりも大切だと思っております。

 当社につきましては、本年は心新たに全社一体での意識改革を行い、社員ひとりひとりから初心に立ち返り、“お客様の目線で仕事をする”ことを念頭に鋭意努力してまいる所存でございます。

 本年も皆々様の益々のご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶を申し上げます

(山田憲典氏 略歴)
生年月日 昭和10年6月7日(77歳) 
昭和35年 3月 明治大学法学部卒業
昭和35年 3月 山崎製パン株式会社入社
昭和55年 3月 同社取締役
昭和56年 7月 同社常務取締役
昭和61年12月 池田製菓株式会社 (現株式会社イケダパン)管財人
平成 2年 4月 山崎製パン株式会社専務取締
平成 8年 4月 株式会社イケダパン取締役会長(兼任) 現在に至る
平成11年 3月 山崎製パン株式会社取締役副社長 現在に至る
平成12年 3月 株式会社デイリーヤマザキ代表取締役会長兼社長(兼任)
平成19年 6月 株式会社不二家代表取締役会長(兼任) 現在に至る
平成19年 6月 株式会社不二家フードサービス代表取締役会長(兼任)現在に至る
平成24年 1月 株式会社札幌パリ代表取締役会長(兼任)現在に至る
 
他の法人等の代表状況
株式会社不二家代表取締役会長
株式会社不二家フードサービス代表取締役会長
株式会社札幌パリ代表取締役会長

                         以 上

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