最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

オピニオン投稿 「NPO活動と環境ビジネス支援について」  (伊藤尊示)

NPO活動と環境ビジネス支援について              11.01.05  

NPO法人 世界環境改善連合      全国紫明クラブ S48年農学部卒業 伊藤尊示

私は、40年に渡るモノ作りの現場での経験を生かし今後の低炭素型モノ作り立国を目指した日本のビジネス開発についてNPO活動を通して支援協力し、環境ビジネスの発展に貢献したいと考えました。誰もが認識する地球の危険な気候変動の脅威を回避する為に国際社会はG8サミットやCOP16などで、地球の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2℃以下に抑える事を実質的に合意しました。この[気候ターケゲット2℃]を守る為には、世界の温室効果ガスの排出量を早期にピークアウトさせ、50年までに50%、今世紀末までに80%削減する事が求められています(日本では20年25%削減、50年80%の削減の為の具体策が描かれていく予定)。元々地球のCO2濃度は280ppm、産業革命により380ppm、気温は産業革命前と比較すると1℃以上上昇しています。平均気温の上昇が2℃を超えると熱波、洪水、旱魃、穀物生産の減少、サンゴの死滅、等の現象が起こると予想されています。CO2濃度を450ppm以下にしないと自然環境の破滅、水資源・食料資源問題も含めて地球の環境が大変な事態となる事は多くの学者が予想しています。そんな中で日本はこの美しい地球環境を守る為、地球内国家の代表として積極的に責任を果たしていかなければならないと思っています。日本には世界に誇れる環境・エネルギー技術があります。技術、製品、サービスを生かし事業を通して責任を果たしていく。日本の決意として世界に先駆けて低炭素社会、資源循環型社会、自然共生型社会を構築し、その上で内需の拡大、国際貢献の実現に向けて展開を図る事が必要だと思います。これからのグローバル企業は環境がkey pointであり、環境・低炭素モノ作りのあり方がますます問われるようになります。私は、NPO活動を通じて低炭素経営、低炭素社会の実現に向けて環境技術、研究開発への支援協力を行いたいと考えています。この事が結果的に内需振興策となり、日本経済や雇用を実質的に支える事になると考えますし、成長著しいアジア等に展開する事で環境ビジネスの支援などで国際貢献に寄与できると考えています。

                                    以 上

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