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最終更新日時: 2021/02/19 12:06 筆者: morita 2021/02/19 12:02
世界一の魂の集団を目指して、いまこそ団結を!
木下サーカス株式会社
代表取締役社長 木下 唯志
(昭和49年 経営学部卒)
昨年より新型コロナウイルスの感染拡大が全国に大きな影響を与えており、日本経済はもとより国内外を問わず危機的な状況に直面しております。収束の見えない状況の中、公演中のサーカスの中止、開催のキャンセル、定員を大幅に減らしての公演など、弊社にとっても大変厳しい状況が続いております。
昨年3月に開幕したばかりの金沢公演は中止となり、その後に予定していた新潟公演は開催中止を余儀なくされ、5ヵ月間公演が全くできない中で、団員達は公演の再開にむけて日々練習を重ね、毎週末には本番と同じく照明と衣装を着ての本番リハーサルを行い、空いた時間を使って施設のメンテナンスや、女性団員は福祉施設に寄贈するためのマスクを作るなど、必ず良くなる時が来ることを信じて、一人の退職者も出す事なく今日までやってこれています。海外からのゲストも舞台がない間には日本人のスタッフと同じように作業を行う事で賃金を発生させるなど、苦しい時だからこそ助け合い、一丸となり、さらに大きな輪となり、さらに絆に結ばれたビッグファミリーになれたのではないかと思っています。
また、昨年7月15日にクラウドファンディングを開始いたしましたところ、4日目には目標の1000万円に達成いたしました。総勢1796名からのご支援をいただき、総額は3000万円に昇り、全国の関係者やサーカスファンの皆様から愛情のこもったご支援とたくさんのメッセージを賜りました。また、テレビ番組などでも、コロナ禍にあって前に進む弊社の取り組みが取り上げられ、放送後にあたたかい応援メールをいただき、118年の歴史をさらに力強く継承していくための大きな力となっております。心より感謝申し上げます。
新型コロナウィルスの感染拡大は依然厳しい状況です。しかしながら、我が明治大学の同窓の皆さまは、不屈の魂・精神でこの難局を必ず克服することができると強く確信しております。コロナ禍が徐々に収束してゆき、再び皆様方とお会いできますことを心から楽しみに致しております。