★全国紫明クラブに入会させていただいて　　　　  小峯隆博　　（１９８２年　法卒　日本電設㈱）

小峯隆博氏

 実をいえば、昨年入会せていただくまで、うかつにも当クラブの存在をまったく知らなかった。関係者の方にとっては、はなはだ失礼なはなしだとは思うが事実である。

　そんな私が入会させていただくきっかけは、２歳年上の兄からの電話だった。兄は明大OBではないが、仕事の関係で、森田副会長にお世話になっていて何かの折に弟が明大出身である旨を話したところ『紫明クラブ』に一度顔を出すように、おっしゃっているとのことで、その後、副会長から直接お誘いのメールをいただいたこともあって昨年９月の定例会に初参加させていただくこととなった。

　正直な話、参加する前までは、今の横浜の職場に異動してすぐのタイミングで落ち着かないこともあり、御茶ノ水が何となく遠く感じられてあまり気乗りしなかったのだが、実際に出席してみれば、講師をされた山崎製パン副社長山田憲典氏の不二家再建に際しての裏話を交えたおはなしが大変に興味深く、立場は違っても企業で仕事をするうえで参考とすべき多くの示唆をあたえられたのだった。

　引続いての打ち上げパーティでは、はじめての人たちと名刺交換させていただいて同じ業界に勤めている会員が多いことに驚くと同時に、参加していた皆さんがとても気さくで同窓の気安さも手伝って、すぐに打ち解けて親しくなることが出来た。最後に全員で肩を組んで歌った明大校歌は実に懐かしく、校歌ひとつでこんなにも気分が高揚するというのもあらたな発見だった。

　その後は、何度かお誘いのメールをいただいていたにもかかわらず、日々の仕事にまぎれて半年以上も欠席してしまい、先日５月２８日の定例会に久々に出席させていただいた。前回同様に講演の部からの参加であったが、さすが明大というべきか出身者は多彩で、上野動物園の前園長さんが大学出身者だとは、上野不忍池のほとりの勤務が長かったのにまったく存じ上げなかった。動物についての興味深いお話をとても熱心にお話していただいた。

　ゲストスピーカーをされた丹羽新監督にお目にかかったのは今回がはじめてだったが新生ラグビー部についてのお話を伺うと、とても明快かつ理論的な内容であり、これまでとは一味違う、新たな明大ラグビーの活躍を期待してしまうのは私だけであろうか？ほかにも3季ぶり35度目の優勝を遂げた野球部、そして競争部の大学駅伝など、われらが運動部は、ここのところ大いに盛り上がりが感じられてとても楽しみである。機会があれば、ぜひ間近で応援したいとも思う。

　パーティでは前回お会いした方と再会でき、また初めてお会いする方にもご挨拶できて、ふたたび楽しいひと時を過ごすことが出来た。

　以上、取留めの無い文章になってしまったが、眞柴会長を初め事務局の皆様におかれてはクラブの運営にあたり、各イベントの準備等で毎回相当なご苦労があることと本当に頭が下がる思いである。自分がなにもお手伝いしない出席率の低い不真面目な会員であることを反省しつつ皆様への感謝の言葉で終わりたいと思う。

「いつも有難うございます。今後ともよろしくお願いします。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８２年 法学部卒　　小峯　隆博

講演中の丹羽監督	円陣を組んで校歌斉唱する小峯さん