最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

会員訪問記ーすすむ企業系列とグループ化の狭間で (古賀正一氏) 

 ★リクシルグループからセコム傘下へ  古賀正一氏 (S53政経 ニッタン㈱)

 彫刻壁画の前に立つ 古賀正一氏

 京王線笹塚のニッタン本社に古賀正一氏を訪ねた。笹塚駅から徒歩2分の至近距離に8階建のビルがある。
ニッタン㈱は防災関連企業である。同業には能美防災、ホーチキがあり、ニッタンは業界第3位の規模である。最近の企業の統合、買収、系列化の変遷は目まぐるしいものがある。

資本系列から見たニッタンの現況は
「2005年に株式交換により㈱住生活グループの子会社になり、2011年に住生活グループがリクシルグループに商号が変わったのを期に㈱LIXILニッタンに商号変更になりました。2012年住生活グループからセコムに全株式が譲渡され、商号がニッタン㈱に戻りました。セコムの系列下になりましたが、営業活動は従来と変わりはありません。リクシルのブランド名は消えましたがリクシルグループの一員であった企業イメージは残っています。」

 業界の景気動向は
「ビルの自火報設備工事の価格競争は依然として厳しいものがあります。完成後の保守メンテ契約を見込んでの競合です。
価格改善は当分望めそうにありません。消防法の改定による一般家屋の自火報装置の設置も山を越しましたが、国民の安全、安心の意識の高揚から防災のニーズはますます強まっていくものと期待しています。」

出身は
「福岡県久留米市です。福岡県立明善高校から明大へ進みました。入学時ダイビングのクラブに入りたいと探しましたが見つからず自分で八重山や徳之島に潜りに出かけました。現在は葉山に出かけて潜り、海中写真を取ったり、魚の餌づけをして楽しんでいます。潜水士、船舶一級の資格を取得していますので、定年後は家内の故郷、南紀白浜で漁師のまねごとをするのが夢です。」



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