最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

退任挨拶-仕事を振り返って(熊谷 充)

熊谷充氏が㈱アーバン スタッフ インターナショナルを御退任されました。同氏から退任挨拶状を頂戴致しましたので掲載致します。

 熊谷 充氏 略歴

神奈川県出身
昭和39年(1964) 明治大学経営学部入学
昭和43年(1968) 明治大学経営学部卒業
 同年   (1968)   株式会社鈴乃屋入社
平成21年(2009)  取締役営業本部長を最後に同社を退社
平成21年(2009)   株式会社アーバンスタッフインターナショナル入社
平成23年(2011)  株式会社アーバンスタッフインターナショナル退社

 


★ 熊谷 充氏からの挨拶状

昭和43年明治大学経営学部を卒業して43年余りに渡った仕事人生を本年6月を以って終了しました、その間病気などは全くしないで元気に責任を全うできたことを今では誇りに思っています。
卒業後きもの専門店全国チェーンの鈴乃屋に入社し一途に42年間勤め上げました、その後は人材ビジネスのアーバンスタッフインターナショナルに1年半程勤務して終了しました。
仕事人生を振り返って見ますと最初の10年は無我夢中の時代でした、
次の10年は自己成長の時でありました、後半は何と言いますか忍耐と我慢の期間であったように思います。
私の仕事人生で私に影響を与えてくれた人が3人いたと思っています。
一人は私の鈴乃屋の身元保証人であり今は亡き親戚の叔父であります、入社の際に言われたことですが、会社に入ったならばどんなに辛い事があっても10年は黙って仕事をしろでした、私はこの言葉が常に頭に残っていました、どん時でも仕事とはこういうことなんだと自分を納得させて全てに乗り切れたと思っています。
二人目は熊本店のお得意さまでお医者様の奥様でした、私が九州地区の営業本部長を担当していたとき私が展示会等で臨店した際いつも宿泊のホテルへお弁当箱に溢れんばかりの混ぜご飯を届けてくれました、その後もお買い上げ頂いたきものを着て出席した結婚式の記念写真を送っていただいたり、励ましのお手紙を頂いたりして今でも続いています、何で私にこんなことをしてくれるのか当時の担当係に聞いたのですが理由はわかりませんでした、その際私はお客様は本当に有難い、何としてもこういうお客様のお役に立つ仕事をしなくてはいけないという営業としての強い意志、又は哲学みたいなものを学びました。
三人目は鈴乃屋の2代目の社長であります、営業の責任を持たされてからは本当によく怒鳴られ、叱られ、意見をされました、仲間からはよくあんなことを言われて我慢できるねと何回も言われましたが私にとっては全く有難いこととして受け止められました、今になって思えばこのことが私の人間としての勉強を終生させていただき、少しでも世の中のお役に立てた仕事ができ、今日あるのはそのおかげと思って心から感謝致しております。
私自身一人では何も出来ず周りの人のお力添えがあったからこそと感謝している仕事人生でありました。
                                                                                                                         熊谷 充

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