株式会社TAKイーヴァック
営業部　鈴木靖隆（Ｈ１４　商）

8月30日、本所防災館にて社会見学会が行われました。本所防災館とはＪＲ錦糸町駅から徒歩１０分、建設中の東京スカイツリーを間近に見上げる事の出来る場所に有る災害や防災について体験学習できる施設です。

初めに防災シアターで、東京直下型の地震をテーマにした映画が上映されました。映画の中では既に東京スカイツリーは完成した近未来、下町の中学生が学校で防災訓練を行ったその日に直下型地震が東京を襲うというストーリーで、防災予備知識の大切さ、近隣住人との助け合い、そして家族の絆が感動的描写で映しだされていました。

次に、実際の地震体験を行える機械に乗り震度７を疑似体験。揺れが来ると予め分って身構えていましたが、実際に予兆無く突然あの揺れが襲ってきたらとても立っていられないと感じました。その後は消火体験として消火器の使用方法と消火活動を行いました。火事を発見したら大きな声で『火事だ』と恥ずかしがらずに叫び周りの人に知らせる事、消火器の消火剤は約１５秒しか発射されない事等確認・実演しました。更に暴風雨体験を行い、カッパと長靴を借りてゲリラ豪雨の水量と台風の風圧を体感しました。都内で暴風雨の疑似体験を行える処は本所防災館しかないらしく、テレビのロケ等でも使われる事がある設備だそうです。最後に煙体験を行いました。火事の中でもっとも恐ろしい事は煙による中毒症状です。火災発生時に如何にして煙の危険から避難していくか、私たちは中腰の体勢になり薄暗い疑似の煙が立ち込める通路を壁伝いに避難口へ向かい脱出しました。中腰での移動は足腰を使うので、私は日頃の運動不足を痛感し何事にも腰と体力は重要であると感じました。

今回は９月１日防災の日に関連して約２時間のツアーで盛り沢山の体験でした。まだまだ書き切れない事が多くあり、大人から子供までマジメに学習できる施設です。興味があれば家族、仲間と一緒に是非行ってみてください。大切なものを守る為に参考になる予備知識が沢山ある場所だと思います。大人になって頭で分ったつもりにならず何でも体験をしてみるものだと実感した見学会でした。