最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

3.11から1年  東北からのメッセージ⑥ (会田幸男)

★2012年3月15日受信  会田幸男 (S60年 文学部卒 ㈱明電舎東北支店長)

『震災後の1年、また仙台赴任1年を振り返って』

会田幸男氏

 3月11日が過ぎ、また仙台に赴任してちょうど1年になります。
4月付け人事異動発令でしたので、当初は4月1日に赴任を考えていましたが震災により状況が一変しました。
東京でも物資が集まらず、名古屋、大阪から新潟に集め、急遽3月15日に生活支援物資、食料、小型発電機等をトラックに積み込み山形経由で仙台に入りました。

 明電舎は社会インフラや産業基盤を担っているお客様が多く、その多くが甚大な被害を受け、家族の生活、会社の業務も不安な中で復旧に携わってきました。
下水道では、宮城県流域下水道県南浄化センターの全施設が壊滅的被害となりましたが、震災翌週にはお客様と打合せに入り、方針が決まらない状況でしたが、考えるより行動すると工事要員が応援部隊とともに入り、4月はじめには電力を回復しました。生活が回復するのに伴い、流入する生活排水を処理する為、6月はじめには 水処理を可能とし、’12年6月完成に向けて現在、機器製作、工事を行ってます。
また、仙台の製油所、製鉄工場、等の復旧工事も、秋には生産できる所まで急ピッチで復旧を進めました。
 当社の社員は震災を経て、当社の役割はお客様を通じて社会のインフラを支えていることを実感しました。被災地はまだまだ復興にいたってはいませんが、震災で感じた明電舎が果たす役割を認識して復興支援をしていきたいと感じてます。

 東北に来る機会がありましたら、是非自分の目で被災地の姿を見てください。自分の目で見ていただくことが大切と思ってます。
被災地のある市長が言われたことですが、”東北の酒を飲み、東北のものを食べ、温泉に入りに来て下さい。それが復興に繋がります、そして、忘れないで下さい”

まだまだ1年目の新参者の支店長ですが、仙台にお越しの節にはお声掛けください。




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