最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

東日本大震災  [食品と放射能について 知りたいこと 伝えたいこと] 意見交換会に出席して(伊藤尊示)

★消費者庁主催   明治大学理工学部教授 向殿政男氏による
[食品と放射能について 知りたいこと 伝えたいこと] 意見交換会に出席して 伊藤尊示 (S48年農学部卒)

日 時   2011年8月28日(日)13:30~16:30                      
会 場   かながわ労働プラザ3階ホール  (横浜市中区)
主 催   消費者庁
講演者  消費者庁長官  福嶋浩彦氏
        明治大学理工学部教授    向殿政男氏
       独立行政法人放射線医学総合研究所理事     明石真言氏、
       京都大学大学院農学研究科教授          新山陽子氏
       パルシステム生活協同連合会商品本部副本部長         栗田典子氏
全国紫明クラブよりの出席者  上西会長、舟橋副会長、伊藤事務局長代理

 8月28日(日)、最近ホットな話題としてマスコミ報道にたびたび取り上げられるものとして放射能による食品・土壌汚染問題があります。全国紫明クラブとしてもホームページで取り上げております東日本大震災関連情報の復興の一分野として、この放射能汚染問題についても勉強を積み重ねる必要があるとの観点からこの度、[食品由来の放射能物質の健康への影響]について]と題した消費者庁主催の講演会に参加し勉強をして参りました。

福島第一原子力発電所の事故により、一部の食品や水道水から放射性物質が検出され、出荷制限や摂取制限等の指示が行われているところがありました。消費者が放射能に関して疑問や不安に感じている事を正しい情報と正しい知識に基づいて分かりやすく説明された講演会でした。消費者庁と言う政府主催の勉強会でしたが、放射能による健康被害、風評被害の防止に役立つ講演会として、このような勉強会は出来るだけ多くの場所で多くの国民に向けて開催をして頂きたいと思っております。講演の内容は

①放射性物質に関する基礎知識
②健康影響に対する考え方
③食品を介した健康被害
④リスクの捉え方
⑤リスクコミュニケーションについて

の講演内容でしたが、放射線の種類(アルファ線、ベータ線、ガンマー線、電子線、X線、中性子線、陽子線、重粒子線)と性質(透過率、透過性)、等について詳しく学び理解を深めました。
又、日常生活における放射線量、1年間に自然界から受ける放射線量、普段食べている食べ物に含まれる放射性物質、体内の放射性物質、日本国内における年間自然放射線量、病気の検査や診断で受ける放射線量、等をあらためて学ぶ事によって正しい知識に基づく判断の大切さを知りました。講演会は300人を超える出席者があり、ホットな話題として多くの方達が放射線による健康被害リスクに対して大変な興味を持っている事あらためて感じた次第でした。                      以 上 (記録:伊藤尊示)






返信する