最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

近況報告ー杖を持たなくても!歩行訓練の毎日 (鈴木博明) 

★優しく迎えてくれる母校  鈴木博明  (S54商  前太陽石油㈱)

鈴木博明氏

 会員のみなさま、ご無沙汰しています。1979年商学部卒の鈴木博明です。

 私は2012年に定年を少し残し早期退職しました。理由は簡単にいえば病気です。2009年に脳出血を起こし3か月ほど入院し、職場復帰しましたが右手足に麻痺が残りました。自分ではそんなにハンデを負ったつもりはありませんでしたが、周りの評価は辛いものがありました。降格で給料は下がるし、入社以来コツコツと積み上げてきたサラリーマン人生を否定された気さえしました。いろいろ考え抜いた末、早期退職することにしました。
 辞めるにあたっては今後収入がなくなって生活していけるのかという不安が第一でした。しかし何とかなるものです。まだ会社を辞めて1年半しか経ってないので偉そうなことは言えませんが、それが第一印象です。私が独身というのも今後の人生を見通す上で計算し易かったことかもしれません。現在は毎日歩行訓練です。
 皆さんは「サザエさん症候群」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。「サザエさん」というテレビ番組は日曜の夜6時半から始まりますが、その頃から翌日の仕事を考えると憂鬱になるというものです。今の私には全くそれがないというのが何とも嬉しいのす。私が何故この病気になったのか、医者に言わせると高血圧が理由のひとつだそうです。そして高血圧に一番よくないのがストレスだということです。私も会社勤めをしている頃は無意識のうちに「サザエさん症候群」を患っていたのかもしれません。ストレスを感じない生方、何と健全なことか、今それを満喫しています。
 病気をしてから会合に参加してませんが毎日歩行訓練をしています。杖を持って歩いていますが、極力杖を突かない歩き方に専念しています。街にそんな人間がいたら私かもしれません。
 先日久しぶりで母校に行ってきました。目的は作詞家だった阿久悠の展示コーナーを訪れるものでしたが母校の変身ぶりに唖然としました。夏休み中だったので学生の姿はまばらでしたが、母校というのは有難いものです。私がどんな境地に陥ってもいつでも優しく迎えてくれるから。           

シンガポールシーフードレストランにてキャンディと   2013年5月11日

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