最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

社会見学会 『明治大学黒川農場・植物工場他』に参加して(森田高年)

★3月16日に実施された「黒川農場・植物工場他」社会見学会に参加して 
                                     森田高年 (昭和50年法学部卒 不二窯業㈱)

森田高年氏

 今回の社会見学会の担当幹事でしたが、諸先輩のサポートを頂き、無事に終了することが出来ました。参された皆様、ご協力を頂きました明大関係者の皆様を含め有難うございました。

さて、今回の見学会は、まず黒川農場を訪問し、そのあと生田キャンパスにある登戸研究所資料館、そして、植物工場基礎研究センター、さらに理工学部新校舎D棟と密度の濃い見学会となりました。
その中で、黒川農場の見学についての感想を以下に記します。

黒川農場のコンセプトはテーマが共生で 環境共生・自然共生・地域共生を基本に   それぞれのシステムを備えたアグリエコファームをめざし計画されたそうです。
当日は黒川農場長 玉置雅彦農学部教授に案内をしていただきました。
 そのなかで、私が特に興味をもったのは、環境共生でした。これは太陽光・風力・バイオマス等の自然エネルギーを活用するとともに、資源循環型の生産方式による、環境と共生する未来型システムをめざすものです。
自然エネルギーの活用は勿論のことですが、資源が乏しく、食料自給率も低く、さらに飼料自給率も低い日本にとって、この資源循環型の生産方式は一刻も早く実現しなければならない問題と考えるからです。原発のエネルギー問題が盛んに論議されていますが、もともと、単価が安いという問題だけでなく、石油というエネルギー資源の自給率が殆ど無いことも原発を進める大きな要因になっていたはずです。それに対して、食料と飼料の自給率に対しては、どうも認識が浅いような気がします。食料等の自給は国家としての最低の条件だと思います。その大きな推進力として、黒川農場の今後に期待いたします。

参加者で記念写真

温室棟

木造の建物

玉城教授を囲んで質疑応答

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