最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

東日本大震災   始まった復興のつち音:会員からの連絡⑪ 仙台の仲間(小島英輔・利光保則)

★5月10日受信 小島英輔 (S63年経営学部卒 ユァテック㈱)
本日、仙台駅東口にほど近い本社の最上階で、とある会議がありました。遠くかすかに、海岸線と松林が見えます。
3月11日の夕方、部下の住む高台の自宅からは、きれいな白波が見えたそうです。停電のため殆ど情報がなかった部下と、翌日それをきいた私は、それが津波だとは全く考えませんでした。

あれから二ヶ月がたちました。
当社のゴールデンウィーク中の稼働人員は延べ三千人。陸前高田市では、こどもの日に電気が復旧した地区もあります。応急処置はあらかた終わりましたが、本格的普及作業はこれからです。

東京八重洲の福島県のアンテナショップは、売上が通常の10倍だとか。いろいろなところで、いろいろな形での皆様の厚いご支援を感じております。ありがとうございます。
東北地方は星野先輩にも多大な精神的ご支援を頂いております。今後共被災地の復旧に、何とぞご協力のほどお願い申し上げます。

★5月17日受信 利光保則 (S59年経営学部卒 ㈱明治東北支社)
 震災発生から2ヶ月が経過しました。自分も東北支社に転勤の辞令を頂いた2ヶ月後にようやく着任できました。(震災前に辞令を頂きました)「住居」「引越し業者」「仙台への足」が確定するまでものすごく時間をかけたような気がします。自分の勤務地は仙台市でも内陸側である泉区というところですが、建物の損傷は激しく、自分の席上の天井には大きな穴があり、柱が傾いている箇所も散見されます。
(結構怖いのですが‥)東北支社の従業員の皆様は特に怪我もなく無事でしたが、親族が被災された方もおり、オフィス内に何か重苦しい空気を感じます。「本震より翌月7日夜中に発生した余震の方が精神的なダメージを受けた」と言う方が多く、まだ大きい余震があるのではという不安と戦っているのです。
車を走らせているとやけに道路がでこぼこしているのは強い揺れにより、アスファルトが変形してしまったからです。(車酔いしそうです!)
 まだ余震は毎日発生しており、あまり驚かなくなってきましたが、大きい揺れを想定してヘルメットや防災グッズの脇で就寝する毎日です。
 被災された方の救済や日本の経済、エネルギー資源等問題点が山積みの中で自分ができることとしては「東北地区で東北の商品を買って東北の経済に貢献すること」なのです。
 全国紫明クラブの皆様!多少の揺れは我慢して頂き、是非仙台にいらして下さい。肉や魚やお米は本当に美味しいです。放射線量は優秀な国家のトップからお墨付きを頂いた基準値内ですのでご安心下さい。後で「見通しが甘かった」なんていう会見があれば猛烈に反省してもらいましょう。
 美しい街や海と東北地区の皆様の笑顔が戻ってくるまで仙台で頑張りたいと思います。
                        ㈱明治 東北支社 お客様相談室   利光 保則         昭和59年 経営学部卒

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