最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

明大優勝ー王手をかけた対東大戦を観戦 (関根洋一)

★明大対東大1回戦を観戦して思う  関根洋一 (S60年 商学部卒 ㈱セキネ)

 10月23日(日)明大対東大1回戦を応援に神宮に行った。土曜日が雨で中止になり優勝を決める試合は月曜日以降になったが大事な1回戦である。
明大が6本の二塁打を含13長短打で15点をあげ、優勝に王手をかけた試合であったが、私は神宮と、東京六大学野球の恐さを感じた試合であった。
初回、明大は打者12人の猛攻で8点をあげ、試合を決めたかに見えた。むしろ、東大が何点取られるか心配する展開であった。その後、東大はエース野村から9安打を放ち、逃げる明治を追いあげて行った。最終的にヒット数は、東大11本、明大14本で、初回の8点がなければ、非常に危なかった試合であった。 東大のすごさは、元中日の谷沢健一臨時コーチから指導を受けた打線もさることながら、どんなに相手が強くとも、点差が離れても、絶対に諦めないという気持ちにあると思う。
それにも勝る采配を振るったのが、島岡監督に野球の恐さを叩き込まれた善波監督だ。大量リードの二回以降も1点差のゲームを戦うが如く、送りバント、ヒットエンドランを駆使し、毎回1点ずつ積み重ねた。投手起用でも、野村が降板した7回以降、点差があるにもかかわらず、3人の投手を継投した。ここまで手堅く攻めたから、食い下がる東大を突き放せたと思う。僅かでも気の緩みがあれば、流れが変わった試合だった。
 我々の現役当時、島岡監督は東大戦前が一番気合いが入っていた。「俺はねー、取りこぼしをすることが一番嫌いなんだよ!」と。。。善波監督の耳からも、その言葉が離れず残っているんだろうなと、昔を思い出した。



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