最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

新年例会に参加して①ー市民が日韓関係を改善 (勝又祥行) 

勝又祥行氏

勝又祥行氏

★「市民の力が関係改善の源になる」   勝又祥行  (S56商 武蔵野大学)

昨年度の例会に参加して以来1年ぶりに参加させて頂きました。
毎回多才なゲストOBの講演と会員皆様との懇親会そして校歌を合唱しての閉め、あっという間に時が経過してしまう程、楽しく又有意義に過ごすことができました。
これも偏に幹事様方のご苦労を感じ、御礼を申し上げる次第です。

今回の金恵京さんの講演では、茲許の日韓関係がギクシャクしている中、講演の冒頭に話された「市民の力が関係改善の源になる」と語られたことが強く心に残りました。

私は、一昨年の夏に夫婦で初めて韓国旅行に行き、5日間でソウルから慶州まで周遊しました。丁度旅行初日の宿泊地で、温泉大浴場の脱衣場にある大型テレビでは韓国大統領の竹島上陸した様子とそれに対応する日本政府(当時は民主党の安住大臣等)の国会内での動きが鮮明に放映されていました。脱衣場には、私と係りの人他宿泊客数名しかいませんでしたが、特段変わった様子もなくテレビを見つめていました。又、観光バスのガイドさんも(日本人専門のツアーバスでしたが)この上陸については韓国国民もまったく知らされていないことで、バス内の案内中に残念な気持ちでしたとコメントしていました。更に、次回の大統領選挙では女性大統領が誕生するかも知れないと、いろいろな期待をこめて話をしていました。(女性大統領の誕生は実現しましたが、残念ながら両国の関係改善には?)このガイドさんは、日本へ何度か観光で訪れており、将来は日本に移住してみたいとも語るほど日本の良さを日本人以上に理解している人でした。また、当時は為替が円高なので中々家族旅行できないと嘆いていたことと、子供のよりよい教育を受けさせる為仕事を続けていると話されるなど、金恵京さんが講演で話された「韓国人は家族を大切にしています」という言葉を裏付けるものだと、そのことを想起しました。その後訪れた「仏国寺」では、秀吉が攻め込んだ傷跡ですとの説明箇所もあり、残念な気持ちになる場面もありました。

金恵京さんの講演では、自身の生い立ちと育った世代の様子が具体的に説明されていましたが、おそらく両国民とも育った世代で相手(国)の見方が相違していると思います。とは言え、韓国ドラマが日本の比較的年配女性を中心に多くのフアンを作ったことなど世代間に隔たりなく、本質的には良いものは良く感動するものは感動するといったことでしょう。今例会の余韻が未だ冷めないうちに、金恵京さんの著書「涙と花札・・・韓流と日流のあいだで」(例会当日、親愛なる同期にプレゼントして頂きました。)を熟読してみたいと思います。

最後に、幹事様他運営スタッフの皆様、会を盛り上げて頂いた合唱団他、現役学生諸君に改めて御礼申し上げます。

                                      以上

キム・ヘギョン氏著書 「涙と花札」

キム・ヘギョン氏著書
「涙と花札」

講演 キム・ヘギョン助教

講演 キム・ヘギョン助教

   

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