最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

新年例会でー藤原智美氏の講演を聞いて(佐藤一義・池田珠美)ー西田美和氏にお会いして(金野寿子)

★ 藤原智美先生の講演を聴いて    昭和52年・経営学部卒 佐藤一義

佐藤一義

 「老化するとコミュニケーション能力が落ちる。説得力も理解力も落ちる。年金支給日のパチンコ屋は2~3割売上が上がる。平日の図書館は老人で一杯である。逆に老人クラブの参加人数は減っている。老人クラブは話をしなければならないが、パチンコ屋や図書館は話をしなくて済むからだ。」こんな藤原先生の話を聞いていて、昨年参加したあるセミナーで聞いた渡辺淳一氏の話を思い出しました。渡辺氏は昨年、定年を迎えた男の孤独感を描いた「孤舟」という小説を出版し話題になりましたが、この講演でも定年について以下のように話していました。・定年になったら何もすることが無くなる。図書館に行き、デパートに行き、公園に行くことが日課になる。・金を持って来ない男は女房から邪魔にされる。・生きがいが無くなったり、社会から期待されていないと思うようになると病気になる。・定年後、奥さんに邪魔にされないためには50代から「おはよう!」と朝の挨拶をすることだ。できれば、更に「今朝はきれいだね」と言えれば満点である。褒められて悪い気をする人間はいない。

 私が勤務する前川製作所は昔から「定年のない会社」と言われています。実際には昔は55歳定年、現在は60歳定年制があるのですが、昭和40年代の昔から、それまでに培った経験や知識を活かしてもらおうと定年以降も会社に残る制度があります。 数年前にはNHKの人間ドキュメントという番組で「90歳のエンジニア」というテーマで弊社の先輩社員が紹介されました。(この方は95歳で退社され、今も元気に活躍されています。)この方は特別としても、多くの社員が70歳くらいまでは勤めています。 私も恐らく定年後も多少の期間は会社にお世話になるんだろうと思いますが、女房に疎まれたり、図書館で転寝をするようなことにならないよう、今から女房孝行や人間関係の充実に努力したいと思っています。まして、パチンコ屋通いでなどもっての他です。何せ私は和泉キャンパス時代からパチンコで勝ったためしがないものですから・・・。

 

★ 2月例会:芥川賞作家 藤原智美氏の「なぜ老人は暴走するのか?」の講演を聞いて                                        ㈱ペルル・ボーテ  代表 池田珠美(H元 法学部卒)                                                                                                  

池田珠美(右)

昨年12月のラグビー明早戦応援後の懇親会に続き、今回例会に初めて出席させていただきました。大好きな母校の卒業生の皆様とお会いでき、とっても楽しく幸せな時間を過ごすことができました。ありがとうございました。今回は大学の先輩であり芥川賞作家の藤原智美先生の講演をお聞きすることができ、読書好きの私にとって、非常に貴重な時間となりました。私は仕事で、「老人」と言われる方々(もしくはその予備軍)向けの損保・生保のコンサルティングや「老後の住まい」に関する記事の執筆などをしておりますので、知り合うご老人の人数は多い方だと思います。その中で、「悩みを誰にも相談できない」「財産はあるけど独り暮らしは毎日がさみしい」などの声を何度か聞きました。面談では、コンサルティングが終了した後も、プライベートな話が3時間以上続く事もよくあります。ただ、話を聞いて差し上げるだけで安心して笑顔になってお帰りになります。それ故、先生のおっしゃった「老人の孤独化」を少しでも減らすために何ができるか?をこれから考えていかなければならないと強く思いました。また、私自身、穏やかな老人になっていけるような人生を送っていけるよう、日々を大切にしていきたいとも思いました。

 

★ 「西田美和さんの印象について」      H5年文学部卒・金野寿子

金野寿子(左)

 先日の新年例会にて、現在もプロとして多岐に亘りご活躍されていらっしゃる、プロフィギュアスケーターの西田美和さんにお会いできたことは光栄でした。長年に亘りアスリートの体型を維持されながら、溌剌とした美しさを保っていらっしゃる姿を拝見し、プロ意識の高さを感じると共に、同性として深く感銘を受けた次第です。HPを拝見したところ、「挑戦の毎日」というポジティブな考え方に、改めて西田さんの魅力を再認識致しました。私は、何かうまくいかない事があると思わず愚痴を言ったり諦めたりと、特に最近はそれを年のせいにすることが多くなっていましたが、西田さんの姿を見て、反省すると同時に大変励まされました。心よりお礼申し上げます。機会がありましたら、「COACH コーチ」を再度拝見したいと思っております。また、是非友達にも勧めたいと思います。末筆になりましたが、西田さんのさらなるご活躍をお祈り致します。

 





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