在りし日の舟橋達彦氏

 全国紫明クラブ　元副会長　舟橋達彦氏は10月24日、胃癌のため逝去されました。享年とって66歳という若さでした。

舟橋達彦氏は昭和46年明治大学工学部機械工学科を卒業後、株式会社ノーリツに就職され常務取締役の要職を務められたのち、グループ企業の信和工業株式会社代表取締役社長に就任、平成21年9月に退任、退職されました。

私が全国紫明クラブ会長に就任した平成20年（２００８年）に当会に入会して頂き、以来全国展開委員長、企画担当副会長等の役職を引き受けて頂きました。その間、会員数50名足らずの弱小な会を現在の200名近い会員数まで増強し、また例会に蟹瀬誠一氏、渡邊美樹氏、神川明彦氏など著名な講師をお招きし大いに盛り上げるなど、会の発展に多大のご尽力を頂きました。

舟橋氏は同時に明治大学評議員、連合駿台会常務理事の要職にあり、常日頃より母校明治大学の発展に寄与され続けました。大学支援の職務が多忙になり、平成24年3月をもって当会を退会されましたが、以降も今日まで何かとアドバイスをして頂きました。

8月に夏風邪をこじらせて体調を崩していると耳にしてから、あまりに音信不通が長いので奥さまに直接電話をしたところ「医者から残り少ない命と宣告されている」と伺い、ただただ驚愕するばかりでした。
10月17日病院に見舞いに行き、寝姿に小声で呼びかけました。それからわずか一週間後に訃報に接しました。
今年の6月に2度ばかり食事をする機会がありましたが、相変わらず熱く母校の発展の話を聞きました。それが彼と会話を交わした最後となりました。
大学をあれほど愛し、つくし続けていた彼の死は惜しんでも余りあるものがありますが、また充実した人生であったでろうと讃えご冥福をお祈りするばかりです。

　　　　　　　平成２５年１１月７日　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全国紫明クラブ　特別顧問　（前会長）　上西紘治　（Ｓ４１工）