最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

会員訪問記ー建設現場のマネージメントエンジニアー(鈴木朋久氏) 

★会員訪問記ー鈴木朋久氏 (S63年 工学部建築科大学院卒 大成建設㈱)

鈴木朋久氏 現場事務所で
 
鈴木朋久氏を現在担当しておられる世田谷区池尻の建設現場に訪ねた。
大型マンションの建設現場は来年(平成26年)3月の竣工を目指して躯体工事の真っ最中で、鈴木朋久氏は当現場の作業所長である。

建設中の建物について
「昭和30年代に建てられた団地の建て替え工事です。竣工後は、戸数の半分は旧団地の住人(権利者)が入居し、残りは分譲します。
建築主(発注者)は管理組合ですが、大手デベロッパーがコンサルとして支援しています。建築費は分譲費で賄います。
共同住宅の建て替えについては、居住者の意見がまとまらず難しい時期もありましたが最近は件数も増えてきました。」


マンション購入の客層は
「来年4月の消費税率アップの前に販売を目指しております。都心、渋谷に近い事、住環境の良い世田谷ブランドもあって、人気の高い地域ですから、購入者は富裕層が中心になります。年齢層は若い人も結構多く、高齢者まで広範囲です。」

建設所長としての苦労は
「職人が不足しており人件費が高騰しています。建設資材も生コンをはじめとして高値で推移しています。建設コストを押し上げる要因になっていますが、価格転嫁を客先に求めてもなかなか認めてもらえません。コスト管理に苦労しています。もちろん安全管理、工程管理は言うまでのありませんが・・」

明大との係わりについて
「浜松西高校から明大建築学科に進みました。S63年、大学院を卒業して大成建設に入社しました。現在、明大生リクルートの担当主務者をしています。
またこの4月に開設した駿河台グローバルフロント新築工事入札に際しては、明大OBでプロジェクトを組んでコンペに参加しましたが残念ながら戸田建設に負けてしまいました。
時間の余裕ができましたら全国紫明クラブの例会に顔を出します。」
鈴木さんは大橋の他、下北沢の現場所長も兼務されており、正に多忙な時期とお見受けしました。日焼けされた風貌は建設現場の最前線で働く男の力強さを感じました。
                                                  以上

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