最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

インカレ総合優勝を目指すー明大体育会最古の伝統「端艇部」のこの一年 (蓮池信之)

 ★体育会端艇部の今
           駿台艇友会 会長 蓮池信之  (S37年法学部卒 ㈱エヌ ワイ プロパティ 代表取締役)

 全国紫明クラブの会員の皆様には「端艇部」とは実際にどんなスポーツ活動をしている部なのかご理解いただけないと思いますので、簡単にご紹介させて頂きます。
 端艇部とは競漕用ボートを漕いで速さを競うスポーツを行う部で、体育会加盟43部のなかで最も古く歴史のある部であります(男子1905年創部・女子1998年創部)。 
現在所属部員は選手44名(男29 女15)マネージャー20名(男2 女18)総勢64名で埼玉県戸田市の戸田漕艇場にあります合宿所・艇庫にて合宿(選手のみ)して活動しております。

明大の健闘を伝える会報誌

さて、端艇部の今年戦績は別紙の通りで決して十分とは言えませんが、年初の目標の日立明三大学レガッタ男子エイト優勝、全日本大学選手権(インカレ)男女総合優勝、に近い成績(インカレは男女共総合2位)が残せたものと考えております。
しかしながら、男子は近年目標を達成出来そうで出来ない状態が続いており、これをなんとか打破したいとOB会幹部と角久仁夫監督(昭和40年卒)が協議の結果コーチ陣を強化することとし、岡野智幸(昭和60年卒)をヘッドに30歳前後の若手OB3名をサブに選任し2月から積極的な活動を開始した直後に大震災見舞われ、幸い合宿所・艇庫・艇には大きな被害はなかったものの被災地出身選手の父母中心に選手を一旦家へ帰して下さいとの要望が多数あり、学校当局とも協議の結果、約2週間活動を休止せざるを得なかった様なシーズン初めの状況のなかから体制を立て直し、何とかインカレでの戦績を残せた様なしだいです。

 今年の戦績で出色なのは、女子の舵手付きクオドルプル(4人両手漕ぎ)が早稲田の10連覇を阻み初優勝したことは端艇部最大の戦績だと思います。 私もレースを1700m付近で明治の応援団とともに応援しておりましたが、思わず「明治・明治」を連呼してしまった程の大熱戦でした。
日本ボート協会の会誌「ROWING」の記事は、W4×+明治大新たな歴史を刻む「明治大が1着でゴールを切った。この種目が始まって以来、勝ち続けた早稲田大が負けた瞬間、コースを揺るがすほどの大歓声が響いた。」と書いております。
 選手の活躍の様子は写真を添付いたしましたので是非ご覧になって下さい。
又、近年、OBの活動も盛んなってきており、駿台艇友会も全日本マスターズ選手権でエイトFクラス(漕手平均年齢60歳~65歳)3連覇中です。
 最後に、端艇部は目標のインカレ男女総合優勝に向かって選手達は現在も合宿練習中です。 
全国紫明クラブ会員各位におかれましては、今後とも明治大学体育会端艇部へなお一層のご支援ご声援をよろしくお願い申し上げます。
端艇部2011年度戦績
『第55回日立明三大学レガッタ(4/10)』  

 ☆女子 舵手付きクオドルプル 優勝  ☆男子 エイト 2位  ☆男子 舵手付きフォア 2位  ☆男子 ダブルスカル  2位
 ☆男子 シングルスカル  2位
『第33回ジャパンカップ全日本軽量級選手権(5/20~22)』
 ☆男子 舵手付きクオドルプル  優勝    ☆女子 舵手付きクオドルプル  2位
『第33回東日本大学選手権(6/4~5)』
 ☆男子 ダブルスカル  優勝  ☆男子 舵手なしフォア  優勝   ☆男子 舵手付きフォア  優勝
 ☆女子 舵手付きクオドルプル  優勝  ☆女子 シングルスカル 優勝  ☆女子 ダブルスカル  優勝
『第38回全日本大学選手権(8/25~28)』
 ☆女子 舵手付きクオドルプル   優勝  ☆男子 舵手なしペア  2位  ☆男子 舵手付きペア   2位
 ☆男子 舵手なしクオドルプル   3位    ☆男子 舵手付きフォア 3位  ☆男子 舵手なしフォア  3位
『第89回全本選手権(9/15~18)』
 ☆女子 エイト  優勝     ☆女子 舵手なしペア   2位   ☆男子 舵手付きクオドルプル   2位
『第52回全本新人選手権(10/14~16)』
 ☆男子 エイト  3位   ☆女子 舵手付きクオドルプル  3位

全日本大学選手権 男子ダブルスカル 優勝

全日本大学選手権 舵手付ファー 3位


女子 舵手付きクオドルプル

女子舵手付きクオドルプル 優勝の瞬間















2011年春 全日本マスターズ選手権

駿台艇友会クルー


全日本大学選手権 駆け付けた応援団

大会に臨んだ蓮池氏





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