最終更新日時 2024-04-26 22:28:34

『130周年記念音楽祭 阿久悠歌謡祭ー愛よ急げ』に参加して (舟橋達彦)

★舟橋達彦 (S46年工学部卒)
10月28日(金) 夕方、明治大学創立130周年記念音楽祭の、「阿久悠 歌謡祭」に参加しました。
まずは、当日オープンの明治大学「阿久悠記念館」(アカデミーコモンB1)を見学。昭和を代表する作詞家として日本歌謡史に大きな足跡を残した校友、故阿久悠氏の貴重な手稿類や創作の糧となった資料類や多数の表彰類、そして名作を生み出した伊豆の執務部屋等も拝見しました。
 歌謡祭は19時より満席のアカデミーホールで開催。まずオープニングは「明治大学応援団吹奏楽部、バトン・チアリ―ディング」部による故阿久悠作詞の「狙い撃ち」(昭和48年、大ヒット)。この「狙い撃ち」は今や高校野球応援歌の定番であるが、昭和50年ごろ、明治大学応援団部が神宮球場で応援歌として初演奏し普及拡大したものです。
出演者は南こうせつ、以下、夏川りみ、山本潤子、島津亜矢、ささきいさお等々で、故阿久悠氏の作品を熱唱されました。会場と一体になり大変な熱気に包まれました。5000曲を超える作品が、多感な青春時代を過ごした明治大学であった事に思いを巡りらしながら聴きました。
 最後に故阿久悠氏のフレーズ「友よ。鮮やかでありたいね。お茶の水を思えばいつでも青春だ。」を・・。                                                   舟橋達彦

阿久悠氏

お茶の水に集い、そして、別離を噛みしめながら去って行った友よ。
あの頃は、たがいに貧しく、時に人生に絶望を感じることもあったが、
心のどこかに劇的な灯をともしていたね。
聖橋から見たお茶の水駅は、どこかにフランス映画の一シーンを
思わせる詩情があり、ニコライ堂のシルエットも想い出の一コマに
絶好だった。髪の長い少女の焦茶色のベレーが風に舞い、駿河台を
駆けおりた光景は今でも鮮やかだ。
友よ。鮮やかでありたいね。お茶の水を思えばいつでも青春だ。
──阿久悠(『お茶の水えれじい』ジャケットより)

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