★東京六大学の強い絆と誇りはここにあり！　　　村中直樹　（平成元年政治経済　東日本高速道路㈱）

試合終了後のスタンド外にて 左端筆者

日本への台風接近の影響でお天気が心配された平成25年8月31日（土）。この日に、静岡県の草薙球場において、「東京六大学野球オールスターゲーム」がナイターで開催されました。これは草薙球場がリニューアルされたことを記念して開催されたもので、我々「明治大学平成白熱党」の面々も応援に馳せ参じたところです。

この試合は、東京六大学の各校野球部の現役選手で構成されるチームにより開催されました。先攻3塁側が「法政大学・立教大学・東京大学」の混成チーム。後攻1塁側が「我らが母校明治大学・早稲田大学・慶應義塾大学」の混成チームです。普段、神宮球場では好敵手として奮闘する各校ではありますが、今回は共に仲良く楽しく素晴らしいゲームを展開してくれました。

試合展開ですが、いきなり1回の表に2点を先取されました。3塁側の我々は、一瞬顔が青くなるような雰囲気となりましたが、まだまだ試合は始まったばかり。これから明早慶が団結して一挙に逆転だ！との思いで応援に努めました。しかしながら、どうにも良い試合展開となりません。味方チームはヒットどころか、出る打者はあっという間に次から次へと打ち取られてしまいます。そして3回の表にも相手チームにはさらに2点を追加されて4-0に・・・。ここでは本当に顔が青くなり、冷や汗をかくはめになりました。が、ここは明早慶の選抜チーム。3回裏にとりあえずは1点を返し、3塁側スタンドの応援席も息を吹き返したように盛り上がります。そして勢いはとまらず、5回裏には猛攻で一挙に3点を得て同点に追い付き、試合は振り出しとなりました！

ところで、球場スタンドの応援席の風景について。1塁側・3塁側のスタンドともに、多くの観客が足を運ばれていました。東京六大学のＯＢ・地元静岡を拠点とする六大学各大学の校友会、そして一般の方々等、実に多くの方々が観戦に訪れていました。各大学応援団が入り乱れての応援。どのような応援が繰り広げられるのか私も楽しみにしておりました。まずは、試合開始前に法政大学と母校明治大学が、７回表裏に立教大学と早稲田大学、試合終了後に東京大学と慶應義塾大学の順に六校の校歌斉唱・エール交換が行われました。神宮球場においてでさえ、一度に六校の校歌が斉唱され、聞くことはできないだけに、草薙球場に響き渡る六大学の校歌は誠に素晴らしいものでした。また、試合中のスタンド応援も最高でした。我々3塁側の場合、1・4・8回は明治大学応援団、2・5・7回は早稲田大学応援部、3・6・9回は慶應義塾大学應援指導部がそれぞれ応援指導を担当しました。それゆえ、その回は各校の応援スタイル（チャンスパターンメドレー）で応援です！得点が入るたびに観客が各校の垣根を越えて、お互いにスクラムを組んで各校の応援歌（「紫紺の歌」・「紺碧の空」・「若き血」～１塁側～）を大声で歌いあげました。

東京六大学の本拠地東京の地を離れての静岡でのイベント。にもかかわらず、かくも盛大で素晴らしいひと時を過ごすことができたことに、母校明治大学はもとより、東京六大学の強い絆・繋がりに、素晴らしさと誇りをあらためて感じた一夜でした。

（あっ、最後に試合結果です。これまた素晴らしき４－４の引き分け試合でした！）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明治大学平成白熱党　村中直樹（平成元年政治経済学部卒）

「東京六大学オールスターゲーム」のポスター	「東京六大学オールスターゲーム」草薙球場電光掲示板
明治大学応援団（「紫紺の歌」をリーダーする竹中応援指導班長）	多くの観客で盛り上がる3塁側スタンド（筆者と明治大学応援団幹部の根岸氏）
5回終了後の「応援タイム」。各大学の応援歌をスタンドの観客みんなで斉唱	早稲田大学応援部による3塁側スタンドでの応援指導
慶應義塾大学應援指導部による3塁側スタンドでの応援指導	仲良く？「4-4」の同点引き分けの試合結果（草薙球場電光掲示板）