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最終更新日時: 2012/03/12 09:46 筆者: jimukyoku 2012/03/12 07:42
★2012年3月11日受信 山口大介 (H12年政経学部卒 ㈱やまたけ)
震災発生二日後から被災地に入りボランティア活動をしている先輩から、震災により発生した廃棄物についての相談を受け、私にも何か役に立てることがあればと初めて現地を訪れたのは、震災から2ヶ月経った5月中旬のことでした。
港から数百メートルも流され道路に横たわる大型船、ガソリンスタンドの屋根に打ち上げられた自動車、津波により倒壊した家屋、テレビでは伝えきれない想像を絶する惨状がそこにはありました。
自分にもできることをと再び被災地を訪問し、倒壊した民家の片付けを約30名のグループで、木材、その他の廃棄物、金属類、家電類と選別し、収集所へ搬出するボランティア活動を行いました。当時は重機が不足しており全てが手作業でした。
夜は地元の漁師の方に、その日に獲れたマグロを振る舞っていただきました。
将来への不安を抱えながらも、前向きに毎日を送る地元の方々の姿が印象的でした。
震災から一年。
被災地に訪問する回数を重ねるごとに、辺り一面の瓦礫に覆われた街の様子も大きく変わりました。しかし、依然として家屋の解体は捗らず、収集所は瓦礫の山が残っている状況です。
震災後、日本では『絆』という言葉をよく耳にするようになりました。
一方で、被災地の廃棄物の受け入れを拒否する自治体についてのニュースも取り上げられています。科学的に影響はないと言われながらも、見えない放射線の脅威に怯える、受け入れ側の住民の心情も理解できます。しかし、被災地の現状の設備だけで処理するには、百年という膨大な時間が掛かるとも言われています。
多くの尊い生命と、平穏な日常を奪った東日本大震災。
これまでの被災地への訪問を通し、毎日を平穏に生きさせてもらえる有難さを感じずにいられません。
被災地の一日も早い復旧、復興をただただ祈るばかりです。







